頭全体がハゲてくるのは、びまん性脱毛症の可能性が高いです。
こちらの記事では、びまん性脱毛症の原因、治療法などを紹介します。
ベジータ状態の人、カッパ状態の人向けではないのでご注意ください。
髪の毛が全体的に薄くなる原因は「びまん性脱毛症」
びまん性脱毛症は、一般的に女性に多く見られる脱毛症です。
ただ、一般的でないだけで男性も発症する可能性があります。
原因が多すぎて特定は難しいですが、例として下記のような原因によって引き起こされます。
- 頭皮への血流不足
- ホルモンバランスの変化
- 間違ったヘアケア方法
- 栄養不足
AGAのように前頭部や頭頂部からといった部分的な脱毛症状ではなく、頭全体の毛量が減るという特徴があります。
びまん性脱毛症の原因
こちらではびまん性脱毛症の原因を詳しく解説します。
びまん性脱毛症の原因の特定は難しいとされていますが、下記4つの原因に当てはまるものを改善するだけでも脱毛症状が改善する可能性もありますので、まずは原因を知る事から始めましょう。
- 頭皮への血流不足
- ホルモンバランスの変化
- 間違ったヘアケア方法
- 栄養不足
頭皮への血流不足
頭皮が硬い、運動不足などにより頭皮への血流が不足すると髪の成長に必要な栄養素が届かず、髪の成長が抑制されてしまいます。
髪の成長に必要な栄養素が長期間不足すると、当然髪の毛が伸びる量が減る為、脱毛症に繋がります。
体質的に頭皮が硬い人は、血流不足が原因になりびまん性脱毛症になる可能性が高いとされている為、より注意が必要です。
ホルモンバランスの変化
こちらは女性に多い原因ですが、仕事のストレスや加齢などによりホルモンバランスが変化することでびまん性脱毛症を発症する事があります。
男性の場合、ホルモンバランスが乱れる事で髪の成長が抑制されることがあります。
間違ったヘアケア方法
誤ったヘアケアを繰り返し、頭皮にダメージが蓄積されることで脱毛に至る事もあります。
毎日オールバックだったり、髪をぐいぐい引っ張る髪型をしたりといった髪型の負担や、ドライヤーの誤った使用方法などが原因になる事が多いです。
栄養不足
髪の成長に必要な栄養素(亜鉛、タンパク質など)が不足すると、髪の成長スピードが遅くなり脱毛に至る事があります。
木材が無い状態で家を建てるようなものなので、当然と言えば当然な原因です。
大抵は、食生活の乱れが髪の栄養不足に繋がっている人が殆どです。
びまん性脱毛症を対策して髪のボリュームを保つ3つの方法
びまん性脱毛症の改善策として有効な選択肢は下記の4つです。
まずは1つでも、今日から実践してみましょう。
睡眠時間を増やす
睡眠は生活リズムの修正やストレスの軽減、疲労の回復、髪の成長の促進など脱毛症の改善に大切な要素です。
睡眠時間が普段から少ないと、ホルモンバランスが乱れたり、髪が成長するための時間が足りなかったりと悪影響が多いので、最低でも6時間は眠るようにしましょう。
理想は8時間睡眠ですが、ご自身の生活スタイルの中で無理のない範囲で睡眠時間を増やすように努力しましょう。
スマートフォンを見る時間を減らしたり、睡眠前の無駄な時間を減らしたりすれば意外と1,2時間程度であれば睡眠時間を延ばす事は容易です。
普段の生活の中に紛れている勿体ない時間を睡眠時間に還元しましょう。

栄養バランスを考えて食生活を改善する
普段、どのような食生活を送っていますか?
髪の毛の成長に必要な栄養素が不足すると、髪がどんどん細くなり抜けやすくなってしまいます。
毎日カップラーメンやファストフードなど、偏った食事を繰り返す事は髪の毛的にもNG。髪の毛の成長に適した、バランスの良い食事を心がけましょう。
髪の成長に必要な栄養素については、こちらの記事で詳しく解説しています。

自己流の頭皮ケアを辞める
- 頭皮をペチペチと叩く
- 頭皮に刺激を与えるために髪をグイグイ引っ張る。
こういった自己流の頭皮ケアは、はっきり言って無駄です。
根拠のない頭皮ケアを行っても、頭皮にダメージが蓄積されるだけなので今日で辞めて下さい。
頭皮ケアを行うのであれば、マッサージや育毛剤の使用を検討した方がよほど効果が期待出来ます。
まずは自己流の頭皮ケアを辞め、専門家が推奨するケアを始めましょう。
クリニックで治療を受ける
どれだけ薄毛対策をしても、びまん性脱毛症が治らないという人は、医療機関を受診して治療を開始しましょう。
もしかすると、びまん性脱毛症ではなくAGA(男性型脱毛症)を発症しているかも知れません。
もし、びまん性脱毛症だった場合にはミノキシジル製剤など髪の成長を促進するようなお薬が処方されます。
AGAだった場合には、プロペシアなどの髪の成長サイクルを正常に戻すお薬が処方されます。
ご自身の脱毛の原因によって、治療法が異なりますのでまずは医療機関を受診し、医師の判断を仰ぎましょう。
全体的な薄毛は「びまん性脱毛症」の可能性あり。適切な対策方法を取ろう
全体的な薄毛はびまん性脱毛症の可能性があることがわかりました。
男性には珍しい脱毛症ですが、可能性は0ではありません。
大抵は、生活習慣が原因となっていることが多いので、生活習慣を整える所から始めましょう。
ご自身で対策しても、薄毛が治らない人は皮膚科や脱毛を専門にしたクリニックを受診しましょう。
