「あ、またまつ毛が抜けた!」
女性にとってまつ毛が抜けることは大問題。
今回は「健康的なまつ毛の寿命」について解説します。
長いまつ毛を増やす方法や日常で気を付けたいことについてもお伝えしていきます。
まつ毛の寿命は2〜4ヶ月、成長期はたったの1〜3ヶ月
まつ毛の寿命は2~4か月ほどと言われています。
このうち成長期と呼ばれる、まつ毛が伸びる期間はたった1~3か月しかありません。
成長期に7~8mmまで伸びたまつ毛は、寿命を迎えると自然に抜け落ちていきます。
【7選】NG行動でまつ毛の寿命はより短くなる
まつ毛は瞼(まぶた)と粘膜の境目に生えている為、ても繊細で摩擦や刺激に弱く抜けやすいのです。
日常生活の中に、寿命を迎えていないまつ毛が抜けてしまう「NG行動」がないかチェックしていきましょう。
- ビューラーゴムを3ヶ月以上替えていない
- しっかりめの濃いアイメイクをすることが多い
- つけまつげ・エクステを強引にはがす
- 洗顔やクレンジングでゴシゴシ擦る
- メイクを落とさず寝る、落とし残しに無頓着である
- 夜ふかし・睡眠不足が常態化している
- 栄養不足、特にタンパク質やビタミン、亜鉛が少ない
ビューラーゴムを3ヶ月以上替えていない
ビューラーのゴム交換を怠ると、ゴムが固くなってしまいます。
固いゴムのビューラーでギュッとまつ毛を上げる動作は、まつ毛が抜けたり切れたりする原因に繋がります。
まつ毛の負担を軽くするためにも、ビューラーのゴムは3か月に1回交換して、柔らかい状態を保ちましょう。
しっかりめの濃いアイメイクをすることが多い
濃いアイメイクは、まつ毛や目元に負担がかかりがちです。
特にまつ毛は摩擦や刺激に弱いため、目頭から目尻までがっつりアイラインを引いたり、マスカラを重ね塗ったりするメイクは、まつ毛への負担が増え抜けやすくなる原因になります。
つけまつげ・エクステを強引にはがす
取れかけのつけまつげやエクステは、つい手で引っ張りたくなりますよね。
しかし、つけまつげやエクステを故意にはがす行為は当然、まつ毛が抜けたり、切れたりする原因になります。
特にマツエクはまつ毛に直接グルーを使ってくっつけていますので、まつ毛への負担が大きいです。強引にまつ毛を引っ張って、はがすことは控えましょう。
洗顔やクレンジングでゴシゴシ擦る
毎日の洗顔やクレンジングで、ついゴシゴシ擦ってはいませんか?
目元のメイクを落とそうとゴシゴシ擦るのは、まつ毛の毛根に負担をかける原因になります。
毛周期よりも早くまつ毛が抜けることが続くと、まつ毛の本数が減り、まつ毛のボリューム感が減少する原因となります。
洗顔は泡で優しく、クレンジングは優しくなでるようにして、摩擦が少なくなるように行ってください。
メイクを落とさず寝る、落とし残しに無頓着である
お肌のお手入れと同様に、まつ毛も汚れを綺麗に落とすことがとても重要です。
まつ毛にマスカラが残ったままだと、汚れが落ちないままだけでなく、美容液を塗っても美容成分が浸透しづらくなります。
夜ふかし・睡眠不足が常態化している
夜更かしをすると、健康なまつ毛が成長するタイミングを逃してしまいます。毎日夜更かしや睡眠不足が続いている方は要注意です。
栄養不足、特にタンパク質やビタミン、亜鉛が少ない
まつ毛は髪の毛と同じで、ケラチンというタンパク質から構成されています。
また、ビタミンはまつ毛の成長をサポートし、亜鉛はタンパク質の合成や新陳代謝に必須のミネラルです。
不足している栄養素があると体の健康はもちろん、まつ毛の成長にも影響を与えてしまいます。
食生活が乱れている自覚がある方は、タンパク質やビタミン類、亜鉛をバランスよく摂取できるように生活習慣を見直しましょう。
まつ毛を増やす・長くする工夫
これまでお伝えした「まつ毛の寿命を短くするNG行動」にたくさん当てはまっている方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、ここからは「まつ毛を増やしたり長くしたりする工夫」をお伝えしていきます。
- 食生活や睡眠習慣を改善する
- まつ毛専用のクレンジングを使う
- オイルや美容液などでまつ毛の乾燥対策
- センブリエキスやパンテノール配合の商品でまつ毛のダメージをケア
- ルミガンなどのまつ毛育毛剤を塗る
食生活や睡眠習慣を改善する
まつ毛は私達が食べた栄養を使って、睡眠中に成長します。
食生活で初めに意識したいのが、特定の栄養素を摂るよりも「万遍なく栄養が取れているかどうか」です。
厚生労働省と農林水産省が設定した「食事バランスガイド」には、年齢や活動量別に「何をどれだけ食べれば良いか」の目安が書かれていますので参考にしてください。
良質な睡眠の目安としては、成長ホルモンが活発に分泌される22時~2時の間に、しっかり眠れていることです。
成長ホルモンは、新陳代謝を活発化させるホルモンです。私達の細胞は新陳代謝によって、新しく生まれ変わったり成長したりすることを繰り返しています。
まつ毛専用のクレンジングを使う
メイクがまつ毛に負担をかける原因と分かっているとはいえ、メイクをしない訳にはいきませんよね。そんな場合に気をつけたいのがクレンジングです。
目元のクレンジングに顔用と同じものを使用していませんか?
落としづらいクレンジングを使用すると、どうしても目元をゴシゴシ擦ってしまう原因となります。
アイメイクを落とす際には、専用のクレンジングを使いましょう。
マスカラリムーバーやアイメイク用クレンジングを使用した方が、まつ毛にかかる負担を減らせます。
オイルや美容液などでまつ毛の乾燥対策
まつ毛が乾燥すると、まつ毛のしなやかさやツヤを失う原因となります。
オイルやまつ毛用美容液を塗布することで、まつ毛表面のキューティクルを保護し、乾燥によるダメージを軽減させましょう。
センブリエキスやパンテノール配合の商品でまつ毛のダメージをケア
まつ毛のダメージケアが期待できる成分としては、「センブリエキス」や「パンテノール」が挙げられます。
センブリエキスはまつ毛の環境を整える効果が期待でき、パンテノールは傷んだまつ毛の保護や補修作用が期待できます。
ルミガンなどのまつ毛育毛剤を塗る
ルミガンはビマプロストという成分が入ったまつ毛育毛剤です。
ビマプロストにはまつ毛を長く、太く、そして増やす効果があります。
マスカラを重ね塗りして伸ばしたりエクステを付けたりするのではなく、根本的にまつ毛自体を長く健康的にしたい方には、まつ毛美容液よりも「まつ毛育毛剤」の使用がおすすめです。
副作用として結膜の充血や、瞼の色素沈着などが現れることがあります。必ず医師の指導のもと、使用するようにしてくださいね。
まつ毛の寿命は短い!少しでも長くする努力を
まつ毛の寿命は意外と短いもの。
そしてまつ毛はとても繊細であることが分かりました。
日頃の習慣の中にまつ毛の寿命を短くしてしまうNG行動はないかをチェックして、少しでも健康的なまつ毛を維持できるよう努力を続けましょう。